一般教養としてのロック史を読んで、温故知新のハードルって加速度的に上がるよね

 

ここ数日、音楽の歴史を調べるのにハマっています。

 

 

何週間か前に読んだこの本

 

ゴールデン・メモリーズ・オブ・ロック

ゴールデン・メモリーズ・オブ・ロック

 

 

主に60年代の動きがメインで、70年代以降が薄い作りになっていました。

 

そこで、ネットで色々と調べてみた結果、こんなサイトを発見。

 

history.sakura-maru.com

 

 

とても分かりやすい!

早分かりロック進化図なるものもあり、時代に伴う音楽の進化や分岐が一目瞭然です!

 

 

音楽の歴史に関してはポップの世紀というモンスターサイトがあるのですが

 

POP MUSIC

 

年代記毎にまとめられているため、すんなりは入ってこない印象です。

いつか自分なりに咀嚼してまとめられたらいいと思っています。

 

 

それに比べて一般教養としてのロック史は、自分としても消化できた感じがします。

テーゼに対して、アンチテーゼが発生し、アウフヘーベンまでの流れが

ロックという一本の幹から無数に枝分かれて生じているのがわかります。

 

 

 

 

 

ロックの歴史を語るとき、一般的にビートルズが代表されてることが多いですよね。

ビートルズについて研究しているサイトを探すといくつか出てきますし、

 

ビートルズでロックは完結している、とか

ビートルズ以降の音楽はビートルズの真似事である、とか

 

ビートルズ信仰の文言をいくつも目にしてきた記憶があります。

 

 

ただ今回色々調べて感じたのは

ロック史に一番大きな影響を与えたバンドを挙げるならビートルズなのでしょうが

ビーチ・ボーイズなど影響を与え合ったバンドや、そのほかたくさんの素敵なバンドがいたり

バンドじゃなくてソロとしてならエルヴィスとかマイケルとかのほうが影響力はあっただろうし

プレイヤーとしてならチャックベリーに始まり、ジミヘン、エリッククラプトンなど、偉大なギタリストが大勢いたんですね。

 

さらにビートルズが活動していたのは60年代の出来事であって

70年代、発展して多様化したロック、ハードロック、パンクなどのジャンルで様々なバンドが活躍しています。

この辺りの事実を概観として把握できたのはよかったかなと思います。

 

 

 

 

今後、なかなか触れられない邦ロックの歴史や、多様化しすぎてよくわからなくなってる90年代、00年代の音楽や、今やロックと双肩をなしているEDMについてなど

調べていけたらと思っています。

 

今後このブログでは、ネットには載っていないバンド毎のまとめなど、書き留めていけたらなとも考えています。

 

しばらくネットから離れてたらリアルとの隔たりを痛感した

 

 

久しぶりのブログ更新です。

 

リアルでの予定が立て続いて、気が付けばネットを開かない日々を過ごしておりました。

 

最近ではSNSすら趣味アカウントしか起動しておらず、リア垢の方は活動停止状態です。

周りのみんなの近況とかが全く入らなくなって不安もありましたが、慣れれば気にならないもんですね。

 

このブログは自分のその時々の興味や好きなことをかたちに残しておきたいと思ってやっているので、細々続けていけたらいいです。

 

 

 

 

 

今日は単純に1週間で感じことをば

 

 

・ネットってひまな時しか見ない

単純に1日予定が詰まってたら日中はネット開きませんし、夜は疲れて寝ちゃうんですよね。

活動の場がネットにある人は主体的にネット開く習慣があると思うんですが、自分の場合はひまを感じたら受動的にネットを開いています。

このブログは主体的に使っているかも

 

 

 

・受動的なネット活動で情報収集できない

で、ひまでなんとなく開くネットって、ツイッターやインスタのタイムライン眺めたり、まとめサイト眺めたりしかしません。

スキマ時間に、読書みたく脳に負担のかかるコトはしたくないんですよね。

あと自分と似た価値観の人のコメントやニュースをみて、せやなせやな、ってしてる。

 

 

 

・コミュニケーションの形態の違い

ネットのコミュニケーションの特徴って

1.匿名性

2.批評的

3.時間無制限(大喜利)

みたいなところがあって、リアルと真逆ですよね。

リアルでレスポンスにめちゃめちゃ時間かかった挙句

「いや、」

とか言ってたらかなりヤバいやつ。

とりあえず0秒で

「マジか」

がリアルの正義。

 

 

 

 

とまあざっくりこんなところですが、

せっかく貴重な人生の時間をインターネットに捧げるなら有意義に使いたいですよね。(意識が高い

 

 

 

 

話が変わって

この前図書館でゴールデンメモリーズ・オブ・ロックっていうロックの歴史の本借りて読んだんですが

きちんと年度順に説明がされていたので、バンド毎、系統毎の流れや、他ジャンルとのつながりが分かりにくく、もっといい本ないかな〜と思ってたら

 

 

 

いまはGoogleでMusic Timelineってのがビジュアル化されていたり

Music Timeline

 

 

ジャンル毎の発展の分岐が分かる100 YEARS OF ROCKってのもありました

www.concerthotels.com

 

 

 

目的を持って主体的に使うインターネットはめちゃくちゃ強いですね。

 

 

 

最近ハマってるvaporwaveってかなりマイナーなジャンルの音楽ですら

系統ごとに綺麗にまとまっているまとめがあったり

matome.naver.jp

 

 

vaporwaveの歴史とかどこでどうやったらこんなに詳しく調べられるんでしょうか。

このまとめ作った人はきっとインターネットのプロ。

 

 

 

 

ネットとリアルって全然違うねってことを言おうとして書き始めた今日の記事でしたが

使用者のニーズ以上でも以下でもないものを正確に返してくれるインターネットは

用法用量を守って正しく、楽しく使いたいですね。

で終わりです。

アプリの太鼓の達人始めて早3年、フルコンから全良までの道のり長すぎやで

 

今日はひまつぶしにやっている太鼓の達人(アプリ)の紹介です。

 

 

トイレで太鼓を叩き始めること早3年。

最近ようやくでたらめの鬼8のフルコンが出せるようになりました。

わたしの太鼓の達人遍歴をお伝えしておきます。

 

 

ダウンロード(3年前)

半年 デフォルトで入っている曲の鬼をフルコンする

   当時の趣味であったサブカル曲セット(鬼8-9が4曲)を購入

半年とちょっと サブカル曲セットの難しいをフルコン

1年半 サブカル曲セットの鬼をフルコン

    この頃からでたらめを練習し始める

2年  でたらめ用に左手スタートで練習を始める

2年半 左手スタートでサブカル曲セット鬼フルコン

3年経った現在 鬼8のサブカル曲1曲でたらめでフルコン

        先ほどもう一つの鬼8もフルコンしかけ

 

 

現在の課題

・スタンプカードでもらえるようになった鬼10のフルコン

サブカル曲セット4曲のでたらめでフルコン

・でたらめ鬼ボレロ全良

 

 

 

最終到達地点が鬼10でたらめ全良だとしたら道のりが果てしないです…

10年くらいかかるのかな?もはや可能なのか??

トイレから飛び出して太鼓を叩かなければならない日が来るかもしれませんね。

 

 

 

最近は全良を目指すべく、なるべく良を意識して叩くようにしてるんですが、

だいたい全体の1割超が可になってしまいます。可が一桁とか想像できない。

まずは難易度普通で全良を目指した方が良いのでしょうか。

普通で全良を目指すほど退屈な修行はないんだよな。

なのでとてもゆっくりなボレロと早めの鬼10の曲で良を出す修行をしています。ボレロで良出すのむずすぎい

 

 

とまあ割とMっ気のある修行をしているのですが

 

・鬼10の速さに慣れてきたとき

・でたらめの16連打くらいが綺麗に決まったとき

ボレロで良が連続ででたとき

 

がかなり気持ちいいのでこれからもトイレで細々と太鼓を叩いていきます。

 

上達したらたまに報告します。

 

とりあえず宇宙とか神とか言ってるヤツはヤバい "北斎 宇宙をデザインす" を読んで

 

煽りタイトルのくせに、ヤバいとか言いながらこの本手に取ったのはわたしなんですけどね。

前回、面白くて眠れなくなる数学を読んだ時に、葛飾北斎

富嶽三十六景の富士山の稜線がy=e^xの関数と同じで美しい!

とか

同じく富嶽三十六景の波のかたちが黄金比になってて美しい!

とか言ってたので

 

ほんまかいな、本人はそんなこと考えてたんかいな。

 

と思いこの本を借りてみたんですが…

 

 

なんとなくもちあげるテンションが一緒

 

でした笑。

 

 

 

 

本の内容は、葛飾北斎の生涯と作品群を、テーマ別に紹介しています。

葛飾北斎って、先ほど述べた富嶽三十六景の富士山とか、波の絵とかが

有名だと思いますが、富嶽三十六景を描いたのはなんと72歳のときで

さらにその後75歳には富嶽百景という絵本を描いています。

90歳まで絵を描き続けるという求道者気質の人だったようです。

 

50歳まで真実を写し取ること(つまり模写)や描画技術の修練に力を入れていて

そこから70歳まで妖怪など空想上の生き物や、動物をカリカチュアして描いた、北斎漫画という絵本を描きました。

 

富嶽三十六景は、70歳のときに、

それまでの絵は取るに足らない。

とのたまってようやくたどり着いた境地みたいです。

 

 

 

これまで、もちろん葛飾北斎のことなんて全然知りませんでしたが、

水墨画みたいなものから、春画っぽいもの、風刺画、妖怪、動物やらなんやら

いろいろ描いた末の富士山だったんですね。ところどころ絵が挿入されているんですが、素人目でもこんなバリエーションに富んだ絵描けるんやな、と驚きました。

なんなら富嶽百景の後の80代の時の絵とか、極みの境地に達してる感すらあります、よくわかりませんが。雰囲気が厳か。

 

 

 

とまあ、北斎の生涯を絵とともに追っていけたのは楽しかったんですが、

この手の評論にありがちな、著者の猛烈な北斎推し。

他の絵描きとかを痛烈にディスった後の北斎推し。

絵から宇宙を感じ取ってしまうくらい北斎推し。

とりあえず宇宙って言っとけば宇宙やし。

宇宙ってワードセンスは完全に著者さんのものだと思います。

 

極めつけは、富嶽百景三編の羅に隔たるの不二、の解説が

後ろに白くおっきな富士山がおられるのに

著者さん、蜘蛛の巣の幾何学模様に注目しすぎて、

しかし、どこに富士山がいるのか北斎はわかって描いたのだろうか?

と言っている始末。

 

あと、数学の知識があったのではないか!?みたいなのも

本人がどこまで何を考えてしていたかはわかりません。が、幾何学には造詣が深かったらしいです。

 

 

絵を鑑賞するにあたって、描いた本人の想いや意図など汲み取れれば、答え合わせみたいでおもしろいのですが、偏見で独自の理屈を生み出してしまうこともありそうです。

感想レベルならいいのですが、この本のように、なにかと宇宙とか幾何学とかと結びつけていて、葛飾北斎自身がどこまで何を意図していたか、よくわからなくなってしまいます。

しかし、それが絵を鑑賞する際の醍醐味でもあり、自分の価値観が浮き彫りになったりしておもしろいですね。

 

 

 

誰かの生涯をはじめからおわりまで追いかけるの楽しいな、小学校の図書館にでも置いてありそうな伝記でも読もうかな。

 

切って焼いて浸すだけ!なすの焼きびたしの悦びを語る

 

こんばんは。お盆過ぎてから過ごしやすい日々が続いていますね。

もう夏の蒸し暑い夜はやって来ないのでしょうか。ちょっぴりさみしい。

今日は夕飯がなすの焼きびたしだったので、なすの焼きびたしがおいしいよって話します。

 

 

 

秋茄子は(美味くて勿体無いから憎らしい)嫁に食わすな

 

 

 

という諺があるみたいですが、一般的に夏野菜と認識されている茄子の旬は

 

7月ー9月

 

です。本来の秋にはもう旬が過ぎてるのです。

つまり、今が旬、安くて美味しい茄子が買えます。

八百屋だと、かたちが悪い茄子なら5本で100円とかで売ってます。

 

 

茄子って焼くだけでも漬物にしても天ぷらにしてもおいしいし、とろとろになった麻婆茄子とかもたまらんのですが、個人的に好きなのは今日作った焼きびたし。

写真付きでざっくり説明します。

 

まずは、茄子の髪の毛をキレイにカットしてイジリー岡田にしてから

帽子をストンと切り落とします。

(髪の毛の高さから切り落とさないのは、頭のところに栄養が詰まってるらしいとどこかで読んだ。まあ気持ちの問題。イジリー茄子がかわいいからやってる。)

その後、切り込みを入れるのですが、最近のマイブームは

頭からおしりにかけて、外側から放射状に、切っていきます。

かっこいいからです。

 

 

 

そして、フライパンに多めにサラダ油をひいて皮のほうを下にして並べます。

 

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アンノーンを彷彿とさせます?

いい具合に焼けたらひっくり返します。

 

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重厚感のある紫。かっこいい。

しばらく放置してこんなくらいに

 

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だいぶ色素が抜けて、鮮やかな紫色になりました。

そしたら白だしに生姜チューブをとかしてある鍋にうつして一煮立ちさせます。

しょうゆとみりんとか入れると濃い味ですが、さっぱりなら白だしと生姜だけで十分おいしい。

 

 

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あ〜金色の白だしに浸かって気持ち良さそうですね〜(

色合いもこのタイミングが一番きれいに感じる。

少しさまして(さめる時に味がしみる)、出来上がりです。

 

 

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 わあおいしそう。おいしかった。

 

ちなみにひたす時間が長いとこうなります。

 

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燃え尽きたぜ、真っ白にな、す

見た目があまりよろしくないのですが

完全にやられててとろとろでとてもおいしいです。

料理屋さんで出すときは、食感とか見た目とかを吟味して、盛り付け時のだしの量とか器とかで調節するんですかね、大変そう。

見た目よりおいしさ優先で食べられるのは自炊の特権ですね。

 

 

 

いかがだったでしょうか。茄子おいしそうでしたか?

調味料とかかなり適当に作れるのがポイント。

もっとも簡単バージョンなら

サラダ油で焼いて、白だしに浸すだけで作れます。

そこから自分の好みに仕立て上げられる悦びを最近ぼくも覚えました。

次は小口ネギをちらして作ってみたいです。

 

 

今度鉄フライパンをおすすめする記事書きます。

雪平鍋もかっこよくておすすめ。

盆過ぎて来たる秋、わたしと小鳥と鈴虫と、声を聴いていたい夜

 

一昨日から昨日にかけて、急に涼しくなりましたね。

図書館に行った帰り、つめたくかわいた秋の空気と、近くの珈琲屋さんのあったかいシナモンコーヒー、お母さんに駄々をこねて泣いてる小学生くらいの子、夕暮れ、かすかに鳴き始める秋の虫、などが同時に自分の中のノスタルジーやセンチメンタルにはたらきかけて泣きそうになった。

夏が終わるってだけで森山直太朗なのに。理屈じゃなくて急にこみ上げるあれってなんなんでしょうね。

 

 

この記事を書いてる今、あまり虫は鳴いていないのですが、涼しかった昨日一昨日はもう四方八方からすごかったです。ド田舎。

一昨年くらいから虫の声ってきれいやなと意識するようになったのですが、昨日ASMRに使われてそうなくらい美しい音色が耳に入って、わざわざ調べてみました。

使用したのがこのサイト

 

鳴き声検索

http://mushinone.sakura.ne.jp/kikinashi.htm

 

 

その美しい鳴き声とは裏腹の、中にはあわよくばゴ◯ブリと見間違うフォルムの虫たちの画像をクリックすると音声が聴けます。

5、60種類の虫の鳴き声が載ってるんじゃないでしょうか。

作成者様には心から敬服いたします。

 

 

もちろん、SoundHoundのように虫の鳴き声検索などはできるはずもなく、これかな?と思うものをしらみつぶしに探して行った結果、分かった近所の虫は

 

ツヅレサセコオロギ

カネタタキ

スズムシ

その他何かしらのコオロギたち

 

の主に4、5種類でした。拾えてない声もたくさんあったと思います。

 

 

コオロギがベースでずっと鳴いてて、その上にスズムシやカネタタキが乗っかってくるのですが、聴いててとても心地よいです。例えるなら

 

ツヅレサセコオロギ ー ドラム

カネタタキ ー ギター

スズムシ ー ボーカル

その他コオロギ ー ベース

 

のような感じかな?ちょうど良いバランスで鳴いてくれているように感じました。

 

 

で、今日この記事で一番言いたかったのが

 

鈴虫の鳴き声がめっちゃ美しい

 

ということです。

 

 

百聞は一見に如かず、ならぬ、百見は一聞に如かずということで

↓ 

http://mushinone.sakura.ne.jp/sound/suzumushi.mp3

 

ぜひ聴いてみて下さい!個人的には鈴よりも煌びやかな音だと感じています!

 

 

ところで、虫の鳴き声って絶対同じ音程、リズムで鳴くからすごいですよね。

鳥とかもそうだけど。

あいつは鳴くの下手だな〜とか、あれなんか今日鳴き声調子悪そうだね?とか無いじゃないですか。

(もしかしたらあるのかもしれないけど

 

最後にみんな知ってる有名な詩を引用して終わりにします。

 

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴虫はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴虫と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい

 

金子みすゞ わたしと小鳥と鈴と 一部改変

 

当たり前だけど大事なことってみんな知ってるんですよね。

 

面白くて眠れなくなる数学シリーズが睡眠導入にちょうど良かった話

 

昨日の記事、増田さん本人まで届いたみたいで、ネットってすごい。

ってかあれだけの人を動かす文章がかけるのは大きな武器だよね。

これからもおもしろい文章楽しみにしてます。

 

 

最近、市立図書館に2週に1回ペースで通ってて、ちょうど読み終わったのがこの3冊

 

 

面白くて眠れなくなる数学

面白くて眠れなくなる数学

 

 

 

超 面白くて眠れなくなる数学

超 面白くて眠れなくなる数学

 

 

 

面白くて眠れなくなる数学ファイナル

面白くて眠れなくなる数学ファイナル

 

 

科学とか芸術とか物理とか歴史とかの本はちらほら図書館で読んでたんですが、数学ってノーマークだったので読んでみました。

3冊で制覇したわ、って思ったら、図書館に置いてあるのがこれだけで、他にもいくつか種類があるようですね。著者さんの数学愛があふれてる。

 

でまあ読んでみた感想なんですけど、だいたい見開き2ページで1つの小話になっていて読みやすく、たまにほぇーーってなるポイントがあり、適度に退屈で、いつも寝る前に読んでたんですが、睡眠導入にはちょうど良かったです。

タイトルは明らかに、いわゆる自己啓発本っぽい煽りで、とりあえず手にとってもらって数学の良さを知ってほしいという著者さんの想いが伝わります。

ちなみにこの本を読んで眠れなくなるような人は確実に数学の才能が眠っていると思うので、素数を探す旅とかに出ることをおすすめします。

 

ちなみに自分がほぇーーってなったポイントを思い返すと

・E = mc^2 かっこいい

・e^iπ = -1   かっこいい

・単純完全正方分割正方形 かっこいい

・でっかい魔法陣 かっこいい

・DNAコンピューター そんなSFみたいなことあるんだ

・A4 って 1 : √2 だったんだ〜

葛飾北斎黄金比とy = e^x を感覚的に絵に取り入れているのすぎょい

 

くらいです。

 

完全数とか友愛数とか夫婦数とか素敵だなって思うし、グラハム数の矢印が1つ増える度にとんでもなくパワーが強くなるのすごいんですけど、

いかんせん温度差というか、だから何?みたいなことを結構な熱量で書かれててそれがちょっとつらかった(ごめんなさい

あと数学を他ジャンル、宇宙とか、星とか、詩とか、絵画とか、その辺りと強引に関連付けようとしてるのも少しつらかった(なかにはすんなり受け入れられるものもありました

 

この本を手にとった動機が

・全ては数学に通じている!!!を納得したい

・陰極まりて陽となる!!!を数学→芸術で体感したい

だったので

以前よりは多少、この2つが腑に落ちしたので良かったです。

 

例えば、ゲノム情報も4塩基の組み合わせで成り立ってるので、量子コンピュータとかが実用化されれば、数値化できてしまうのかも、と考えると胸熱です。

陰極まりて〜はちょっと掘り下げ足りなかったので

 

 こんな本を借りてきてしまいました。

またどうしてもこじつけ感は出てしまうんだろうけど。

ダヴィンチとかアインシュタインとかに直接お尋ねしたい。

 

 

結局自分が実践を通して数学に携わらないと、体感できないなにかがあるのだと思います。その片鱗の片鱗を、面白くて眠れなくなる数学シリーズを読むことで垣間見ることができました。