レシピを見ないで作れるようになりましょう。を読んで料理の悦びを知ってしまった
一人暮らしを始めて自炊をするようになって早8年。
私の料理遍歴を紹介します。
クックパッド全盛期の頃、つくれぽが数千の人気レシピを喜んで作っていた時期
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つくおき。から作り置きブームが始まり、節約も兼ねて週に一度まとめて料理してお弁当を作っていた時期
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インスタグラムがツイッターの利用率を超えた今、オシャレな食器と写真加工でせっせとインスタ映えの料理を拵えていた時期
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全てが面倒になり、外食と割引弁当のみになりました
今思い返せば、その当時の流行に乗っかって料理のモチベーションが喚起されていたんだなと思います。
そんな御多分に洩れず、再び私の中で料理ブームが到来しました。
レシピを見ないで作れるようになりましょう。
この本です。
高級料亭の和食器のようなデザインに
大反響!あっという間に10万部!毎日のごはんはもっとラクに、おいしくなる!
一生モノの料理術
というキャッチコピーで、思わず購入してしまいました。
以下、この本の、料理の悦びポイントを解説します。
カリッ、ジュッ、シャキッ とにかく美味しそうな擬音語
本を読んでいくと、とにかく擬音語が多いです。食感の音はもちろん、料理中のトントン、ジューッなど、包丁できゅうり切りたくなるし、フライパンで豚バラ肉をじっくり焼きたくなる、そんな素敵な文章で詰まっています。
きっと著者の方が知っている料理の悦びがひしひし伝わってくるんですよね、
あれ?こんな料理って楽しそうだっけ?って不思議に思うはず。
読み進めながら料理疑似体験ができるというより、ある意味レシピ本より料理マンガに近い内容になっています。
とにかく簡単そう
鉄フライパンでじっくり焼くだけで美味しそうな厚切りの牛肉
カンカンの強火でサッと炒めてパラパラと塩で味付けしただけの野菜炒め
水につけてシャキッとさせた野菜にオイルと塩のシンプルなドレッシングのサラダ
↑擬音語こんな感じです
料理ってこんな簡単でいいんだっけ?と感じるレシピばかりですし、それが美味しそうに描かれているんですよね。
アウトドアのバーベキューでシンプルな味付けなのになんでこんな美味しいんだろう?って感じるノリが続きます。
読んだらすぐフライパンで肉をじっくり焼きたくなるし、サッと野菜炒めを作りたくなると思います。
もちろん挿入されている写真も美味しそう
こんなシンプルでいいの?ホントに美味しいの?って思うんですが
ちゃんと写真が美味しそうなんですよね。
焼き物は鉄フライパンを使っているらしいんですが、
野菜も肉もこんがりして絶妙な焼き色、人間はこんがり焼けた色を見ると食欲が湧いてきてしまう生き物のようです。メイラード反応万歳。
それを支える高級感あふれる重たい黒の食器も良いです。
実際に料理を始めて
まず、レシピを見るストレス、買い物リストで食材を買うストレス
これらから解放されました。
飲み物などスーパーに買いに行くついでに美味しそうな野菜を適当に買うだけになりました。
また、レシピを見て料理をする、という考えが根本から変わり、自分の中にある作れるものを作ろうというスタンスになりました。
調味料も目分量で入れるようになりましたが、大体美味しく作れます。
まんまと鉄フライパンを購入してしまったため、適当にたっぷりの油と塩胡椒で美味しいので、あまりおいしくなるか不安になることもなく、どんどん料理してます。
朝こんがり焼いたベーコンの悦びやキノコのオイル蒸しの悦び、ナスの焼き浸しの悦び(これはレシピに無い)
さらにはレシピをより美味しくしていける悦び、手際が良くなっていく悦びなど語りたいですが、
こんどは、鉄フライパンの素晴らしさを語る記事を書こうと思います。
レシピを見ないで作れるようになりましょう。
料理に対する考え方が変わる一冊なのでぜひ読んで見てください。