ブロガー界隈ディスにみる、はてなは群衆の英知か狂気か

今日もふらふらとネットの海を漂っていたら目にとまった記事が3つ。

 

anond.hatelabo.jp

 

ncase.me

 

 

 

 

まず初めの記事に関して、書いてある内容も、書くに至ったであろう動機も、とてもよくわかります。昔の自分にそっくりで…。

自分もなんとなく、高いタダの論理を大手をふって売り歩いているようなブロガー界隈の人たちはあまり好きじゃありません。

自己啓発本に書いてあるようなことしか言わないくせに、おれたち面白いだろドヤァってしてるのがしんどい。

 

ただ、その手の批判の何割かがそうであるように、完全にブーメランですよね。

当たり前なんだけど、特にこの記事を書いた増田さんに深く刺さっている。

無内容な癖に堂々と個性アピールして仲間内で共通の敵を叩く

もうこれはブロガー界隈もはてなもあまり変わらないと思います。

ちょっと主語が大きすぎましたね、特にこの増田さんに関してです。

 

noteまで見に行って、どんな人なんやろとちらほら他の記事も読ませていただきました。

まだこれといって情熱を傾けられるものがあるわけでもなく、突出した実力があるわけでもなさそうです。

簡単に言うと、自分が何がやりたいのかよくわからなそう。

そりゃあそうですよね、勉強ばかりしてきて急に大学生になったばかり。

そんな自分に焦り、苛立ちを感じていて、あのような記事を書くに至ったのだと思います。

 

この記事も自分に向けて若干ブーメランなんですが

自分の場合は多分、多少、増田さんよりは長く生きてるので

少し先を歩いているような気はします。

 

 

 

2つ目の群衆の英知もしくは狂気っていうゲーム

とっても面白かったです。ざっくり

・孤独=影響されがち

クラスタ=ぬるま湯に浸かりがち

ということを体感して理解できます。

 

はてなの人もブロガーの人もリアルからふわふわっとネットの世界に流れ着いて

たまたまどちらかの世界で暮らすことになったのでしょう。

どちらもなんとなく似てる気はしてます。

一度その界隈に身を置くと、その他の価値観は受け入れなくなってしまうみたいです。

 

タイトルに置いた割に、今回のブロガー界隈ディスがはてなの英知なのか狂気なのかはわかりませんし、どっちでもいいのですが

増田さんに出会えて良かったですし、熱量を感じることができましたし、とにかく居場所があること、意見してくれる人がいること、共感してくれる人がいることは、嬉しいことですよね。

と、こんな毒にも薬にもならないことしか言えないのですが、はてなブログ書いてる自分はどっちかというとはてな寄り。

 

 

 

3つ目のエッセイで結びにしようかと思います。

自分の祖父母の代から偶然の出会いと別れが続いてて奇跡の上に自分が立ってるよ

みたいな内容だったのですが、最後に

自分や自分のよしと信じているものを存在せしめた過去の些細な全てへの敬意と、その結果として存在する今の全てへの公平な祝福をもって、できるだけ遠くへ旅をしよう

 と書いてあって、これがすごく言いたかった。

 

エッセイ全体の雰囲気は、昨日読んだ盆の国みたいに白黒ではかない感じでした。

私の家族にも似たような共通点があり、上の世代の人たちって自分の想像の枠をはるかに超えて大変だったんだろうなって思い直しました。

思うことで供養になっているといいですね。

 

 

 

3つの記事どれもそこまで関連してないんですけど、エッセイと、特にこの引用の文章は1つ目の記事に向けたいなと思って今日のブログを書き始めました。

自分にも言い聞かせています。(2回目

 

 

 

明日は就職活動をしに行きます。

盆の国という、けだるくはかない空気感の漫画

 

先ほど深夜ツイッターを徘徊していたら

8月15日(昨日)まで全話無料公開だったという

盆の国

というwebマンガリツイートで廻ってきたので

メモ代わりにここに残しておきます。

 

今も1話から4話までは無料だったので読みましたが

線画が少なく柔らかいまるめのタッチでとても読みやすく

登場するキャラクターの表情や雰囲気がとてもよい

"お盆"というけだるさとはかなさが同居する空気感に浸れます。

 

ぜひとも続きが読みたいところなので漫画喫茶か単行本レンタルか…。

最後まで読みきって気に入ってたら買おうかな。

 

 

ところで

昨日ブコメで見かけたうどんすきってワード、知らなかったんですが

ちょうど盆の国に出てきて解決したり

(うどん+すきやきなんですねおいしそう)

 

昨日読んでた数学の本に奥の細道が登場したのが、

盆の国が載ってるwebサイトの別漫画にも登場したり

 

この手のシンクロニシティ的なものって日常茶飯事なんですけど

特にふと浮かんだ疑問が解決するパターンはよくあって非常に便利です。

脳にそういう習性あるって言いますよね。

なにかこう、意図的に利用できないものでしょうか。

レシピを見ないで作れるようになりましょう。を読んで料理の悦びを知ってしまった

 

一人暮らしを始めて自炊をするようになって早8年。

私の料理遍歴を紹介します。

 

 

クックパッド全盛期の頃、つくれぽが数千の人気レシピを喜んで作っていた時期

つくおき。から作り置きブームが始まり、節約も兼ねて週に一度まとめて料理してお弁当を作っていた時期

インスタグラムがツイッターの利用率を超えた今、オシャレな食器と写真加工でせっせとインスタ映えの料理を拵えていた時期

全てが面倒になり、外食と割引弁当のみになりました

 

今思い返せば、その当時の流行に乗っかって料理のモチベーションが喚起されていたんだなと思います。

そんな御多分に洩れず、再び私の中で料理ブームが到来しました。

 

 

 

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

 

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

 

 

この本です。

高級料亭の和食器のようなデザインに

大反響!あっという間に10万部!毎日のごはんはもっとラクに、おいしくなる!

一生モノの料理術

というキャッチコピーで、思わず購入してしまいました。

以下、この本の、料理の悦びポイントを解説します。

 

 

カリッ、ジュッ、シャキッ とにかく美味しそうな擬音語

本を読んでいくと、とにかく擬音語が多いです。食感の音はもちろん、料理中のトントン、ジューッなど、包丁できゅうり切りたくなるし、フライパンで豚バラ肉をじっくり焼きたくなる、そんな素敵な文章で詰まっています。

きっと著者の方が知っている料理の悦びがひしひし伝わってくるんですよね、

あれ?こんな料理って楽しそうだっけ?って不思議に思うはず。

読み進めながら料理疑似体験ができるというより、ある意味レシピ本より料理マンガに近い内容になっています。

 

 

とにかく簡単そう

鉄フライパンでじっくり焼くだけで美味しそうな厚切りの牛肉

カンカンの強火でサッと炒めてパラパラと塩で味付けしただけの野菜炒め

水につけてシャキッとさせた野菜にオイルと塩のシンプルなドレッシングのサラダ

↑擬音語こんな感じです

 

料理ってこんな簡単でいいんだっけ?と感じるレシピばかりですし、それが美味しそうに描かれているんですよね。

アウトドアのバーベキューでシンプルな味付けなのになんでこんな美味しいんだろう?って感じるノリが続きます。

読んだらすぐフライパンで肉をじっくり焼きたくなるし、サッと野菜炒めを作りたくなると思います。

 

 

もちろん挿入されている写真も美味しそう

こんなシンプルでいいの?ホントに美味しいの?って思うんですが

ちゃんと写真が美味しそうなんですよね。

焼き物は鉄フライパンを使っているらしいんですが、

野菜も肉もこんがりして絶妙な焼き色、人間はこんがり焼けた色を見ると食欲が湧いてきてしまう生き物のようです。メイラード反応万歳。

それを支える高級感あふれる重たい黒の食器も良いです。

 

 

実際に料理を始めて

まず、レシピを見るストレス、買い物リストで食材を買うストレス

これらから解放されました。

飲み物などスーパーに買いに行くついでに美味しそうな野菜を適当に買うだけになりました。

また、レシピを見て料理をする、という考えが根本から変わり、自分の中にある作れるものを作ろうというスタンスになりました。

調味料も目分量で入れるようになりましたが、大体美味しく作れます。

まんまと鉄フライパンを購入してしまったため、適当にたっぷりの油と塩胡椒で美味しいので、あまりおいしくなるか不安になることもなく、どんどん料理してます。

 

 

 

朝こんがり焼いたベーコンの悦びやキノコのオイル蒸しの悦び、ナスの焼き浸しの悦び(これはレシピに無い)

さらにはレシピをより美味しくしていける悦び、手際が良くなっていく悦びなど語りたいですが、

こんどは、鉄フライパンの素晴らしさを語る記事を書こうと思います。

 

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

料理に対する考え方が変わる一冊なのでぜひ読んで見てください。

 

 

スターウォーズ最後のジェダイ観たけどひどすぎて闇堕ちした話

 

TSUTAYAの返却日に焦ってため込んだ映画観るやつ

ということで昨日のメッセージに引き続き、

前からみようと思ってた最後のジェダイを観たんですが

噂通りのひどい内容でした。

 

フォースの覚醒を観たときに、新しいスターウォーズおわた感があったので

映画館では観る気にならなかったのですが

話題性と準新作100円のために借りてきてしまいました。

 

以下ネタバレ含む感想です。

ここがひどいよ新・スターウォーズ

 

 

 

役者の魅力の無さ

 

レイ、フィン、レンのメインの若者三人がもう絵に描いたような現代っ子

自分世代のことを皮肉って描いてるのかってくらい、みてて辛くなります。

レンの顔を見てるだけで不安になるし、フィンも行動が自滅的で見ていられなかった

普段どんな俳優さんたちなのかわかりませんが、役にハマりすぎでは?笑

 

ルークとレイアも昔の魅力は何処へやら。

覚悟や意志といったものが全く感じられない。

役としても俳優としても全盛期は過ぎ、昔の熱量と比べるとどうしても見劣りしてしまいました。

Ⅳの男勝りなツンデレレイア姫はどこへ…。

 

あともう一人、新出のローズ。

もうネットで散々誹謗中傷されているようなので(略

少なくとも魅力は感じませんでした。

 

フォースの覚醒からの登場人物を考えると

これまでのシリーズのかっこよすぎるヒーローたちへのアンチテーゼがやりたかった

というような意図が感じられないこともありません。

スターウォーズの言葉を借りればⅠーⅥまでの光が強すぎて闇が濃くなった的な。

ある意味バランスがとれるという皮肉な展開になってしまいました。

 

 

演出の適当さ

レイアおばさんの宇宙遊泳

具現化系能力者、マスタールーク

最初からやれよ、ちゅどーんで敵艦隊壊滅

どこで恋に落ちた、ローズのキス

レイに気を遣うダークサイドの赤騎士たち

 

などなど…

ツッコミどころは満載でどう考えたらその演出になるんだってものばかりでした。

個人的にはライトセーバーによる戦闘シーンの迫力がなくなってしまったのが残念でした。

 

もう粗探しとしてしか楽しめない映画

終始上記で述べたような感じなので

うわまたひでえ!うわ!うわ!

といった新しい楽しみ方を自身のダークサイドが引き出してしまいました。

でも、なんだかんだ、ストーリーのテンポは良かったり映像は良かったりするので

150分という長い時間ですが観れなくはなかったなという印象です。

 

 

 

 

 

最後に…影が濃くなると光も強く照らされる

なんか文章の順序が違う気がしますが、

フォースの覚醒から最後のジェダイを観ることで

いかにそれまでのスターウォーズシリーズが魅力的だったかを感じることができます。

今回もチューバッカとR2、C-3POが登場した時の安心感がすごかった。

 

スターウォーズってエディプスコンプレックスと禅思想が根底にあるスペースオペラ

っていう捉え方なのですが、新シリーズではそう言ったコンセプトは感じられませんでしたね。割と簡単に親殺しのタブーを犯しちゃうし。

 

8つもシリーズ観たら最後もきっと観ることになるのでしょうが、

また今回のようにダークサイドに転落して楽しく鑑賞してしまいそうです。

 

 

そういえばレイの未来みえる能力なんなの?

昨日のメッセージでも使えてたけど流行ってるの?

進撃の巨人でもそんなくだりあるし

未来のミライとかやってるし、未来予知は人類の夢ということかな?

映画メッセージがクソつまらなかった話

 

先日、ネットのどこかに

メッセージって映画がおもしろいよって書いてあったのをみて

TSUTAYAの準新作が100円になる日に借りてみました。

 

 

率直に言ってつまらなかったです笑。

 

 

そもそもSF映画自体、ディズニー映画みたいな

ワクワク!楽しい!感動!

みたいな要素が一切無くて、例えば

惑星ソラリスとかずっと同じ場所に同じ人がいるだけだし、ブレードランナーとか終始映像が暗くてよくわからない…。

唯一おもしろいなと思ったのはコンタクトくらいかな。

 

 

じゃあSFなんて観るなよ!って話なんですが、

未解明な意識の仕組みや現実の仕組みなどが、どんな形で問題提起されて、どのような結論に持っていくのかが気になって観てしまうのです。

科学がよくわかってない以上、映画の結論も人間の意識に委ねられがちで、よくわからないで終わりがちですよね。

気持ち的には、量子論系の引き寄せジャンルにうっかり手を出してしまうのと同じ感覚です笑。

 

 

 

今回のメッセージは時間概念に一石を投じる内容でした。

ここから出オチ的にネタバレ入ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画冒頭、主人公が記憶だと思っていたシーンが、未来の出来事だった

 

っていう

 

そう、主人公は未来が見える能力者だったのです!

と、現実味のない設定。

 

理屈では未来と過去は "今"に同時に存在しているっていうのが今の物理学では常識?ですよね。

もし人生が一枚絵のようなものだとして、その先まで観ることができたら、あなたはどうしますか?というような問題提起が含まれています。

この映画、主人公の回答は、その時々の気持ちと一瞬一瞬を大切にする、というものでした。

 

現実味のない話に、ストーリー性のないクソ真面目な回答をされて、ぽかーんとしてしまった。

SF映画にストーリーも何もないとして、この映画の見所をあげるとすれば

 

超巨大なばかうけ型のUFOがなんかすごい

時制がなく円環状の宇宙人の言語がちょっとかっこいい

未知との遭遇に鬼気迫る役者の表情

 

ですかね

 

 

ストーリー追いたきゃ原作読めってことなのかもしれません。

それにしても感情移入できない内容でした。

 

タコ足宇宙人がタコ墨で厨二感満載の文字を書くのはおもしろいかもしれません。