面白くて眠れなくなる数学シリーズが睡眠導入にちょうど良かった話
昨日の記事、増田さん本人まで届いたみたいで、ネットってすごい。
ってかあれだけの人を動かす文章がかけるのは大きな武器だよね。
これからもおもしろい文章楽しみにしてます。
最近、市立図書館に2週に1回ペースで通ってて、ちょうど読み終わったのがこの3冊
科学とか芸術とか物理とか歴史とかの本はちらほら図書館で読んでたんですが、数学ってノーマークだったので読んでみました。
3冊で制覇したわ、って思ったら、図書館に置いてあるのがこれだけで、他にもいくつか種類があるようですね。著者さんの数学愛があふれてる。
でまあ読んでみた感想なんですけど、だいたい見開き2ページで1つの小話になっていて読みやすく、たまにほぇーーってなるポイントがあり、適度に退屈で、いつも寝る前に読んでたんですが、睡眠導入にはちょうど良かったです。
タイトルは明らかに、いわゆる自己啓発本っぽい煽りで、とりあえず手にとってもらって数学の良さを知ってほしいという著者さんの想いが伝わります。
ちなみにこの本を読んで眠れなくなるような人は確実に数学の才能が眠っていると思うので、素数を探す旅とかに出ることをおすすめします。
ちなみに自分がほぇーーってなったポイントを思い返すと
・E = mc^2 かっこいい
・e^iπ = -1 かっこいい
・単純完全正方分割正方形 かっこいい
・でっかい魔法陣 かっこいい
・DNAコンピューター そんなSFみたいなことあるんだ
・A4 って 1 : √2 だったんだ〜
・葛飾北斎は黄金比とy = e^x を感覚的に絵に取り入れているのすぎょい
くらいです。
完全数とか友愛数とか夫婦数とか素敵だなって思うし、グラハム数の矢印が1つ増える度にとんでもなくパワーが強くなるのすごいんですけど、
いかんせん温度差というか、だから何?みたいなことを結構な熱量で書かれててそれがちょっとつらかった(ごめんなさい
あと数学を他ジャンル、宇宙とか、星とか、詩とか、絵画とか、その辺りと強引に関連付けようとしてるのも少しつらかった(なかにはすんなり受け入れられるものもありました
この本を手にとった動機が
・全ては数学に通じている!!!を納得したい
・陰極まりて陽となる!!!を数学→芸術で体感したい
だったので
以前よりは多少、この2つが腑に落ちしたので良かったです。
例えば、ゲノム情報も4塩基の組み合わせで成り立ってるので、量子コンピュータとかが実用化されれば、数値化できてしまうのかも、と考えると胸熱です。
陰極まりて〜はちょっと掘り下げ足りなかったので
こんな本を借りてきてしまいました。
またどうしてもこじつけ感は出てしまうんだろうけど。
結局自分が実践を通して数学に携わらないと、体感できないなにかがあるのだと思います。その片鱗の片鱗を、面白くて眠れなくなる数学シリーズを読むことで垣間見ることができました。